.jpドメインのメール認証 実測データ
19,065件の.jpドメインについて、2026-07-27にDNSを実際に引いて 集計したものです。個々のドメイン名は含みません。
この数字が何を代表しているか
対象は Majestic Million に掲載されているドメインのうち.jp で終わるドメインで、19,065件です。
被リンクの多い順に並んだ一覧からの抽出であり、.jp ドメイン全体からの無作為抽出ではない。規模の大きい組織に偏る。したがって「.jpドメイン全体ではこうである」とは言えません。読み取れるのは 「よく参照されている.jpドメインの範囲ではこうなっている」までです。
DMARCの設定状況
測定日 2026-07-27 / DNS問い合わせ 22,302回
| DMARCレコードがある | 10,103 | 53% |
| DMARCレコードが無い | 8,831 | 46.3% |
| ruaでレポート送付先を指定している(DMARCがあるもののうち) | 5,921 | 58.6% |
| 送付先に別ドメインのアドレスを含む | 2,901 | — |
| そのうち、指定した外部宛先すべてで許可レコードが見つからない | 735 | 25.3% |
| 一部の宛先だけ許可レコードが見つからない | 102 | 3.5% |
別のドメインのアドレスへレポートを送らせる場合、受け取る側にも_report._dmarc の許可レコードが要ります(RFC 9990)。 これが無いと送信側はレポートを送りません。設定した側の画面では正しく見えるため、 気づきにくい失敗です。仕組みと確認手順
DKIMの鍵長の分布
測定日 2026-07-27 / メール基盤を判定できた 9,571件から、5,304ドメイン 9,937件の鍵レコードを取得
レコード単位(9,937件)
| 2048 bit | 7,124 | 71.7% |
| 1024 bit | 2,747 | 27.6% |
| 1028 bit | 41 | 0.4% |
| 4096 bit | 2 | 0% |
| 768 bit | 1 | 0% |
| 512 bit | 1 | 0% |
| 解析できず | 17 | 0.2% |
| 失効 (p= が空) | 4 | 0% |
ドメイン単位(5,304ドメイン)
1つのドメインが複数のセレクタを持ち、鍵長が混在していることがあります。合計は100%を超えます。
| 2048 bit | 4,328 | 81.6% |
| 1024 bit | 2,265 | 42.7% |
| 1028 bit | 41 | 0.8% |
| 4096 bit | 2 | 0% |
| 768 bit | 1 | 0% |
| 512 bit | 1 | 0% |
| 解析できず | 16 | 0.3% |
| 失効 (p= が空) | 4 | 0.1% |
RFC 8301 §3.2 は1024bit以上を必須、2048bit以上を推奨としています。 テストモード(t=y)のまま公開されている鍵は21件でした。鍵長の要件と切り替え手順
ダウンロード
- jp-email-auth-2026-07.json — 母集団の説明と測定方法を含みます
- jp-email-auth-2026-07.csv — 1行1指標。表計算でそのまま開けます
引用について
出典を示していただければ、記事・スライド・社内資料などで自由にお使いいただけます (CC BY 4.0)。 数字を引くときは、上の「この数字が何を代表しているか」もあわせてご確認ください。
SiteKensa「.jpドメインのメール認証 実測データ」2026-07-27測定 https://sitekensa.com/data/
測定方法
- 名前解決はDoH (Google / Cloudflare)。診断ツール本体と同じ経路です
- 判定の根拠にした仕様は RFC 9989 §4.7 / RFC 9990(DMARC)と RFC 6376 §3.6.1 / RFC 8301 §3.2(DKIM)
- 再現用のスクリプトは
scripts/measure-dmarc-rua.mjsとscripts/measure-dkim-keys.mjs。集計はscripts/build-dataset.mjsです - DKIMのセレクタは、MXとSPFから判定したメール基盤の既定値を試す方式です。 セレクタを判定できなかったドメインは「鍵が無い」ではなく「確認できなかった」として扱っています
元データの提供: Majestic Million(CC BY 3.0)