Akamai Edge DNSでDMARCを設定する手順
認証に失敗したメールの扱いを受信側に指示するレコードです。Akamai Edge DNSのDNS設定画面から追加する手順をご案内します。
このガイドには実際の管理画面の画像がまだありません。 公開されている Akamai Edge DNS のドキュメントで画面遷移と入力欄を照合していますが、契約者の実画面では未検証です。 画面や名称は変更される場合がありますので、不明な点は公式ヘルプもあわせてご確認ください。
入力する値
| ホスト名(名前) | _dmarcドメイン本体ではなく _dmarc というサブドメインに設定します。ホスト名欄に短く書く方式と _dmarc.example.jp のように全体を書く方式があります。間違えると _dmarc.example.jp.example.jp というレコードができ、反映されません。 |
|---|---|
| 種別(タイプ) | TXT |
| 値 | v=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc@example.jpp= が実際の扱いを決めます。none は監視のみ、quarantine は隔離、reject は拒否です。運用中のドメインでは p=none から始め、レポートを見ながら段階的に強めてください。 |
値の例はあくまで例です。あなたのドメイン用の値はDMARCの診断で確認できます。
DMARCで間違えやすい点
いきなり p=reject にしない
認証の設定が漏れていると、正規のメールまで届かなくなります。まず p=none で状況を把握してください。ただしメールを送らないドメインには止まって困る正規のメールがないため、最初から p=reject を設定できます。
rua は必須ではない
レポート送付先 (rua) は仕様上は任意です (RFC 9989 §4.7)。付ける場合は、受け取れるアドレスを指定してください。別のドメインのアドレスを指定するときは、受け取る側にも許可のレコードが必要です (RFC 9990 §4)。
2本以上作らない
DMARCレコードが2本以上あると、どちらも適用されず未設定と同じ扱いになります。
設定手順
Control Center にログインする
ブラウザで Akamai Control Center を開いてログインします。
Edge DNS のゾーン一覧を開く
メニューから Security → Infrastructure security → Edge DNS と進み、対象のゾーンを選びます。
「Add new record set」を押す
画面を下へ送ると「Zone record sets」のパネルがあります。「Add new record set」を押すと入力画面が開きます。同じ名前と種類のセットが既にある場合は、新規に作らずそのセットを開いて値を足してください。
Name / Type / TTL / Record data を入力する
下の値のとおりに Name と Type を入れ、TTL を決めてから Record data に値を入力します。入力したら「Add to change list」を押します。
DMARCのときに入れる値
- ホスト名(名前)
_dmarc- 種別(タイプ)
TXT- 値
v=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc@example.jp
p= が実際の扱いを決めます。none は監視のみ、quarantine は隔離、reject は拒否です。運用中のドメインでは p=none から始め、レポートを見ながら段階的に強めてください。あなたのドメイン用の値を診断で確認する
change list を確認して反映する
「Review change list」で内容を確かめ、「Activate zone」を押すと DNS サーバーへ反映されます。この操作をするまで、追加した値は外から引けません。
Akamai Edge DNSでつまずきやすい点
- 追加しただけでは反映されません。変更は change list に溜まり、「Review change list」で内容を確かめて「Activate zone」を押すまで DNS サーバーへ出ません。公式ドキュメントも「Changes do not propagate until you review and submit the change list」と明記しています。
- レコードは 1 件ずつではなく「record set」(同じ名前と種類のまとまり) として扱います。同じ名前・同じ種類のセットが既にある場合は、新しく作らずそのセットに値を足します。
- 入力欄は Name / Type / TTL / Record data の 4 つです。Record data の書き方は選んだ種類によって変わります。
- TXT の値は引用符で囲んだ文字列として入力します。
- ホスト名欄の書き方は事業者によって異なります。_dmarc のように短く書く方式と_dmarc.example.jp のように全体を書く方式があり、間違えると _dmarc.example.jp.example.jp というレコードができて反映されません。設定後に必ず再診断して確認してください。
設定先のUI
Control Center → Security → Infrastructure security → Edge DNS → 対象ゾーン → Add new record set