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Azure DNSDMARCを設定する手順

認証に失敗したメールの扱いを受信側に指示するレコードです。Azure DNSのDNS設定画面から追加する手順をご案内します。

図は、Azure DNSの実際の画面です (2026年7月時点。ドメイン名と会員情報は、伏せてあります)。 画面や名称は、変更される場合がありますので、不明な点は、公式ヘルプもあわせてご確認ください。

入力する値

ホスト名(名前)_dmarc

ドメイン本体ではなく _dmarc というサブドメインに設定します。ホスト名欄に短く書く方式と _dmarc.example.jp のように全体を書く方式があります。間違えると _dmarc.example.jp.example.jp というレコードができ、反映されません。

種別(タイプ)TXT
v=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc@example.jp

p= が実際の扱いを決めます。none は、監視のみ、quarantine は、隔離、reject は、拒否です。運用中のドメインでは p=none から始め、レポートを見ながら段階的に強めてください。

値の例は、あくまで例です。あなたのドメイン用の値は、DMARCの診断で確認できます。

DMARCで間違えやすい点

  • いきなり p=reject にしない

    認証の設定が漏れていると正規のメールまで届かなくなります。まず p=none で状況を把握してください。ただしメールを送らないドメインには止まって困る正規のメールがないため、最初から p=reject を設定できます。

  • rua は必須ではない

    レポート送付先 (rua) は、仕様上は、任意です (RFC 9989 セクション4.7)。付ける場合は、受け取れるアドレスを指定してください。別のドメインのアドレスを指定するときは、受け取る側にも許可のレコードが必要です (RFC 9990 セクション4)。

  • 2本以上作らない

    DMARCレコードが2本以上あるとどちらも適用されず未設定と同じ扱いになります。

設定手順

  1. パブリック DNS ゾーンを開く

    ブラウザで https://portal.azure.com を開いてサインインします。上部の検索欄に「DNS ゾーン」と入れるか、左のメニューから「ネットワーク基盤」の「DNS」を開くとパブリック DNS ゾーンの一覧に入れます。一覧から対象のゾーン名を押します。

    ゾーン名を押すとそのゾーンの画面が開きます。(図をクリックすると拡大します)
    ゾーン名を押すとそのゾーンの画面が開きます。
  2. 「DNS の管理」からレコードセットを開く

    ゾーンの画面が開きます。左のメニューの「DNS の管理」を開き、その中の「レコードセット」を選びます。現在のレコードセットが一覧で出るので、同じ名前と種類のセットが既に無いか確認します。

    「DNS の管理」を開くとその中にあります。(図をクリックすると拡大します)
    「DNS の管理」を開くとその中にあります。
  3. 「+ 追加」を押す

    一覧の上にある「+ 追加」を押すと入力画面が右から開きます。同じ名前で同じ種類のセットが既にあるときは、新しく足さずにそのセットを開いて値を追加してください。

    同じ名前で同じ種類のセットが既にあるときは、新規に足さずそのセットを開いて値を追加します。(図をクリックすると拡大します)
    同じ名前で同じ種類のセットが既にあるときは、新規に足さずそのセットを開いて値を追加します。
  4. 名前・種類・値を入力する

    「名前」に下の値を入れます。入力欄の右下にドメイン名が出るので、入力するのはその前の部分だけです。ドメイン本体に設定するときは、@ と入れます。「種類」を下の値のとおりに選ぶとその種別に合った値の入力欄に変わります。TTL は、初期値の1時間のままで構いません。

    DMARCのときに入れる値

    ホスト名(名前)
    _dmarc
    種別(タイプ)
    TXT
    v=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc@example.jp

    p= が実際の扱いを決めます。none は、監視のみ、quarantine は、隔離、reject は、拒否です。運用中のドメインでは p=none から始め、レポートを見ながら段階的に強めてください。あなたのドメイン用の値を診断で確認する

    名前欄の右下にドメイン名が出ます。入力するのはその前の部分だけです。(図をクリックすると拡大します)
    名前欄の右下にドメイン名が出ます。入力するのはその前の部分だけです。
  5. 「追加」を押す

    入力画面の下部にある「追加」を押すと反映されます。押すまでは確定しません。

    入力しただけでは反映されません。「追加」を押すまで確定しません。(図をクリックすると拡大します)
    入力しただけでは反映されません。「追加」を押すまで確定しません。

Azure DNSでつまずきやすい点

  • Azure DNS は、「レコードセット」という単位で扱います。同じ名前・同じ種類のレコードの集まりが 1 つのレコードセットで、1 セットに最大 20 レコードまで入ります。既に同じ名前と種類のセットがある場合は、新規に足さずそのセットを開いて値を追加します。
  • 「名前」の欄は、入力欄の右下にドメイン名が表示されます。入力するのはその前の部分だけです。ドメイン本体に設定するときは、@ と入れます。_dmarc と入れれば _dmarc.example.jp になります。
  • 入力しただけでは反映されません。入力画面の下部にある「追加」を押して確定します。
  • TTLの初期値は、1で、単位の欄が「時間」になっています。秒で指定したいときは単位の欄も変えてください。
  • ゾーンの頂点 (名前が @) の NS レコードと SOA レコードは、ゾーン作成時に自動で作られます。Azure DNS のネームサーバーを削除・変更することはできません。
  • レジストラ側のネームサーバーをこのゾーンのもの (*.azure-dns.com など) に向けていないとここでの設定は、反映されません。ゾーンの「概要」に出る4つのネームサーバーと実際にドメインへ設定されている値が一致しているか確認してください。

設定先のUI

パブリック DNS ゾーン → 対象ゾーン → DNS の管理 → レコードセット → 追加

Azure DNSの公式ヘルプを見る(外部サイトが新しいタブで開きます)

設定できたら再診断で確認

反映されているかどうかは設定画面を見るだけでは分かりません。再診断で外から見える状態を確認してください。

再診断する

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