Azure DNSでSPFを設定する手順
そのドメインからメールを送ってよいサーバーを宣言するレコードです。Azure DNSのDNS設定画面から追加する手順をご案内します。
画面や名称は変更される場合があります。不明な点は公式ヘルプもあわせてご確認ください。
入力する値
| ホスト名(名前) | 空欄、または @サブドメインではなくドメイン本体に設定します。空欄でドメイン本体を表す事業者と、@ と書く事業者があります。 |
|---|---|
| 種別(タイプ) | TXT |
| 値 | v=spf1 include:_spf.google.com ~allinclude: の部分は利用しているメールサービスによって変わります。診断結果に、判定したサービスに合わせた値が表示されます。 |
値の例はあくまで例です。あなたのドメイン用の値はSPFの診断で確認できます。
SPFで間違えやすい点
1つのドメインに2本以上作らない
SPFレコードが2本以上あると、受信側は評価を打ち切って認証を失敗させます (RFC 7208 §4.5)。送信サービスを追加するときは、新しい行を足すのではなく、既存の1本に include: を追記してください。
既存のTXTレコードを消さない
ドメイン本体には、検索エンジンの所有権確認など別のTXTレコードが入っていることがあります。SPFを追加するときに置き換えてしまうと、そちらが失われます。TXTレコードは複数あってよく、SPFとして扱われるのは v=spf1 で始まるものだけです。
末尾の all を省略しない
記載されていない送信元をどう扱うかは all で示します。省略すると受信側に判断材料が伝わりません。運用中のドメインでは ~all から始めるのが安全です。
設定手順
DNS ゾーンを開く
Azure ポータルで「DNS ゾーン」の概要ページに移動し、対象のゾーンを選択します。
レコードセットを表示する
「レコードセット」を選ぶと現在のレコードセットが一覧表示されます。同じ名前と種類のセットが既に無いか確認します。
レコードを入力する
追加先のレコードセットの横にある編集アイコンを選び、各フィールドに値を入力します。該当するセットが無ければ新規に作成します。
適用する
ページ下部の「適用する」を選択して設定を保存します。
Azure DNSでつまずきやすい点
- Azure DNS は「レコードセット」という単位で扱います。同じ名前・同じ種類のレコードの集まりが 1 つのレコードセットで、1 セットに最大 20 レコードまで入ります。既に同じ名前と種類のセットがある場合は、新規作成ではなく既存セットの編集アイコンから追加します。
- 入力しただけでは保存されません。ページ下部の「適用する」を押して確定します。
- ゾーンの頂点 (名前が @) の NS レコードと SOA レコードは、ゾーン作成時に自動で作られます。Azure DNS のネームサーバーを削除・変更することはできません。
- レジストラ側のネームサーバーをこのゾーンのもの (*.azure-dns.com など) に向けていないと、ここでの設定は反映されません。
- ホスト名欄の書き方は事業者によって異なります。_dmarc のように短く書く方式と、_dmarc.example.jp のように全体を書く方式があり、間違えると _dmarc.example.jp.example.jp というレコードができて反映されません。設定後に必ず再診断して確認してください。
設定先のUI
DNS ゾーン → 対象ゾーン → レコードセット