KAGOYAでDMARCを設定する手順
認証に失敗したメールの扱いを受信側に指示するレコードです。KAGOYAのDNS設定画面から追加する手順をご案内します。
このガイドには実際の管理画面の画像がまだありません。 この手順は、契約者の実画面では未検証です。KAGOYA CLOUD VPS のマニュアル「DNSレコードの設定」で、画面遷移と入力欄を照合しています (2026-09-12 確認)。反映までの時間は KAGOYA Internet Routing のマニュアル (support.kagoya.jp/kir/manual/ip_domain/) にある値です。コントロールパネルの入口は、契約サービスによって、異なります。 画面や名称は、変更される場合がありますので、不明な点は、公式ヘルプもあわせてご確認ください。
入力する値
| ホスト名(名前) | _dmarcドメイン本体ではなく _dmarc というサブドメインに設定します。ホスト名欄に短く書く方式と _dmarc.example.jp のように全体を書く方式があります。間違えると _dmarc.example.jp.example.jp というレコードができ、反映されません。 |
|---|---|
| 種別(タイプ) | TXT |
| 値 | v=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc@example.jpp= が実際の扱いを決めます。none は、監視のみ、quarantine は、隔離、reject は、拒否です。運用中のドメインでは p=none から始め、レポートを見ながら段階的に強めてください。 |
値の例は、あくまで例です。あなたのドメイン用の値は、DMARCの診断で確認できます。
DMARCで間違えやすい点
いきなり p=reject にしない
認証の設定が漏れていると正規のメールまで届かなくなります。まず p=none で状況を把握してください。ただしメールを送らないドメインには止まって困る正規のメールがないため、最初から p=reject を設定できます。
rua は必須ではない
レポート送付先 (rua) は、仕様上は、任意です (RFC 9989 セクション4.7)。付ける場合は、受け取れるアドレスを指定してください。別のドメインのアドレスを指定するときは、受け取る側にも許可のレコードが必要です (RFC 9990 セクション4)。
2本以上作らない
DMARCレコードが2本以上あるとどちらも適用されず未設定と同じ扱いになります。
設定手順
コントロールパネルにログインする
KAGOYA のコントロールパネルにログインします。契約しているサービス (KAGOYA CLOUD VPS、KAGOYA FLEX など) によって、入口が違うため、契約時の案内にあるURLから入ってください。
DNSレコード設定の画面を開く
「その他」のメニューから「ドメイン」を押し、対象のドメイン名を押します。登録されているDNSレコードが一覧で出ます。
「レコード追加」を押す
「レコード追加」を押すとDNSレコード追加の画面が開きます。同じ名前と種類のレコードが既に無いか、一覧で確かめてから追加してください。
TYPE を選んで値を入力する
「TYPE」のプルダウンから下の値のとおりに種類を選び、「ホスト名」と「値」を入力して「登録」を押します。確認の画面が出たら「はい」を押します。ネームサーバーへの反映まで15分ほどかかります。
DMARCのときに入れる値
- ホスト名(名前)
_dmarc- 種別(タイプ)
TXT- 値
v=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc@example.jp
p= が実際の扱いを決めます。none は、監視のみ、quarantine は、隔離、reject は、拒否です。運用中のドメインでは p=none から始め、レポートを見ながら段階的に強めてください。あなたのドメイン用の値を診断で確認する
KAGOYAでつまずきやすい点
- ネームサーバーを KAGOYA のもの (ns0.kagoya.net / ns1.kagoya.net) に向けていないとこの画面での設定は、反映されません。
- コントロールパネルで保存してから KAGOYA のネームサーバーへ反映されるまで15分ほどかかります。公式マニュアルは、更新が毎時0分・15分・30分・45分の15分間隔で行われると書いています。保存した時刻によって待ち時間が変わるため、保存した直後に診断してもまだ見えないことがあります。
- レコードの種類は、A と AAAA・CNAME・NS・MX・TXT の 6 つを設定できます。
- TXT の「値」は、公式マニュアルが250文字以内と案内しています (support.kagoya.jp/vps/manual/ の「TXTレコードの設定」、2026-09-12 確認)。DKIM の公開鍵は、1024bit で約234文字、2048bit で約410文字になるため、2048bit の鍵はこの案内の範囲に収まりません。入力できるかは、実際の画面で確かめてください。収まらない場合は、メールサービス側がCNAMEで登録する方式を用意していないかを先に確認してください。
- ホスト名欄の書き方は、事業者によって、異なります。_dmarc のように短く書く方式と_dmarc.example.jp のように全体を書く方式があり、間違えると _dmarc.example.jp.example.jp というレコードができて反映されません。設定後に必ず再診断して確認してください。
設定先のUI
コントロールパネル → ドメイン → DNSレコード設定 → レコード追加