Google Cloud DNSでMXを設定する手順
そのドメイン宛のメールを受け取るサーバーを指定するレコードです。Google Cloud DNSのDNS設定画面から追加する手順をご案内します。
画面や名称は変更される場合があります。不明な点は公式ヘルプもあわせてご確認ください。
入力する値
| ホスト名(名前) | 空欄、または @サブドメインで受信する場合を除き、ドメイン本体に設定します。 |
|---|---|
| 種別(タイプ) | MX |
| 値 | aspmx.l.google.com (優先度 1)MXには優先度の欄があります。数字が小さいほど先に試されます。値にはIPアドレスではなくホスト名を書いてください。 |
値の例はあくまで例です。あなたのドメイン用の値はMXの診断で確認できます。
MXで間違えやすい点
IPアドレスを直接書かない
MXにはホスト名を指定する必要があります (RFC 5321 §5.1)。IPアドレスを直接書くと、多くの送信サーバーが配送できません。
参照先がCNAMEになっていないか
MXが参照するホスト名は、CNAMEであってはいけません (RFC 2181 §10.3)。名前解決自体はできてしまうため気づきにくい問題です。
メールを使わないなら Null MX を設定する
そのドメインでメールを受け取らないなら、優先度 0、ホスト名 . のMXレコード (Null MX、RFC 7505) を設定して明示できます。MXを設定しないままだと、送信側はWebサーバー宛に配送を試みます。
設定手順
ゾーンを開く
Google Cloud コンソールで Cloud DNS の「ゾーン」ページを開き、対象のマネージドゾーン名をクリックします。
レコードセットの作成へ進む
「ゾーンの詳細」ページで「標準を追加」をクリックし、「レコードセットの作成」ページを開きます。
各欄を入力する
「DNS 名」にホスト名、リソースレコードのタイプに TXT、「TTL」と「TTL ユニット」に保持期間を入力します。値は引用符で囲みます。
作成する
「作成」をクリックして保存します。
Google Cloud DNSでつまずきやすい点
- TXTの値は引用符で囲む必要があります。v=DMARC1; p=none のように裸で入れるとエラーになります。
- 255バイトを超えるTXT (DKIMの公開鍵が該当します) は255バイトずつに分割し、それぞれを引用符で囲んで並べます。1レコード全体の上限は1,000文字です。
- レジストラ側のネームサーバーがこのゾーンのものになっていないと、ここでの設定は反映されません。ゾーンの詳細画面に表示されるネームサーバーと、実際にドメインへ設定されている値が一致しているか確認してください。
- ホスト名欄の書き方は事業者によって異なります。_dmarc のように短く書く方式と、_dmarc.example.jp のように全体を書く方式があり、間違えると _dmarc.example.jp.example.jp というレコードができて反映されません。設定後に必ず再診断して確認してください。
設定先のUI
Cloud DNS → ゾーン → 対象のマネージドゾーン → 標準を追加