Google Cloud DNSでSPFを設定する手順
そのドメインからメールを送ってよいサーバーを宣言するレコードです。Google Cloud DNSのDNS設定画面から追加する手順をご案内します。
図は、Google Cloud DNSの実際の画面です (2026年7月時点。ドメイン名と会員情報は、伏せてあります)。 画面や名称は、変更される場合がありますので、不明な点は、公式ヘルプもあわせてご確認ください。
入力する値
| ホスト名(名前) | 空欄、または @サブドメインではなくドメイン本体に設定します。空欄でドメイン本体を表す事業者と @ と書く事業者があります。 |
|---|---|
| 種別(タイプ) | TXT |
| 値 | v=spf1 include:_spf.google.com ~allinclude: の部分は、利用しているメールサービスによって、変わります。診断結果に判定したサービスに合わせた値が表示されます。 |
値の例は、あくまで例です。あなたのドメイン用の値は、SPFの診断で確認できます。
SPFで間違えやすい点
1つのドメインに2本以上作らない
SPFレコードが2本以上あると受信側は、評価を打ち切って認証を失敗させます (RFC 7208 セクション4.5)。送信サービスを追加するときは、新しい行を足すのではなく、既存の1本に include: を追記してください。
既存のTXTレコードを消さない
ドメイン本体には検索エンジンの所有権確認など別のTXTレコードが入っていることがあります。SPFを追加するときに置き換えてしまうとそちらが失われます。TXTレコードは、複数あってよく、SPFとして、扱われるのは v=spf1 で始まるものだけです。
末尾の all を省略しない
記載されていない送信元をどう扱うかは all で示します。省略すると受信側に判断材料が伝わりません。運用中のドメインでは ~all から始めるのが安全です。
設定手順
ゾーンの一覧を開いて対象のゾーンを選ぶ
ブラウザで https://console.cloud.google.com/net-services/dns/ を開き、Googleアカウントでログインします。Cloud DNS の「ゾーン」ページが開くので、対象のゾーン名を押します。
ゾーン名を押すとそのゾーンのレコードが開きます。(図をクリックすると拡大します) 「標準を追加します」を押す
「ゾーンの詳細」が開きます。「レコードセット」の下にある「標準を追加します」を押すと入力画面に進みます。
隣の「ルーティング ポリシー付きで追加します」は、宛先を振り分けるための別の機能です。(図をクリックすると拡大します) DNS 名・タイプ・値を入力する
「DNS 名」に下の値を入れます。入力欄の右にドメイン名が出るので、入力するのはその前の部分だけです。ドメイン本体に設定するときは、空欄のままにします。「リソース レコードのタイプ」を下の値のとおりに選ぶとその種別に合った値の入力欄に変わります。TTL は、初期値の5分のままで構いません。
SPFのときに入れる値
- ホスト名(名前)
空欄、または @- 種別(タイプ)
TXT- 値
v=spf1 include:_spf.google.com ~all
include: の部分は、利用しているメールサービスによって、変わります。診断結果に判定したサービスに合わせた値が表示されます。あなたのドメイン用の値を診断で確認する
入力欄の右にドメイン名が出ます。入力するのはその前の部分だけです。(図をクリックすると拡大します) 「作成」を押す
画面の下にある「作成」を押すと反映されます。同じ名前で値を複数入れるときは、その前に「アイテムを追加」で行を増やしてください。
同じ名前で値を複数入れるときは、「アイテムを追加」で行を増やします。(図をクリックすると拡大します)
Google Cloud DNSでつまずきやすい点
- 「DNS 名」の欄は、入力欄の右にドメイン名が固定で表示されます。入力するのはその前の部分だけです。ドメイン本体に設定するときは、空欄のままにします。@ とは書きません。_dmarc と入れれば _dmarc.example.jp になります。
- TXTの値は、引用符で囲む必要があります。v=DMARC1; p=none のように裸で入れるとエラーになります。
- 255バイトを超えるTXT (DKIMの公開鍵が該当します) は、255バイトずつに分割し、それぞれを引用符で囲んで並べます。1レコード全体の上限は、1,000文字です。
- 同じ名前で値を複数入れるときは、「アイテムを追加」で入力欄の行を増やします。
- TTLの初期値は、5で、単位の欄が「分」になっています。秒で指定したいときは単位の欄も変えてください。
- レコードを追加するボタンは、2つ並んでいます。「標準を追加します」が通常のレコードで、「ルーティング ポリシー付きで追加します」は、宛先を振り分けるための別の機能です。
- レジストラ側のネームサーバーがこのゾーンのものになっていないとここでの設定は、反映されません。ゾーンの詳細画面に表示されるネームサーバーと実際にドメインへ設定されている値が一致しているか確認してください。
設定先のUI
Cloud DNS → ゾーン → 対象のマネージドゾーン → 標準を追加します